タイトル : アナベル・メイドガーデン
ブランド : Barista Lab


シナリオ : ★★☆☆☆ [2/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★☆☆☆ [2/5]
お勧め度 : ★★☆☆☆ [2/5]
総合評価 : ★★☆☆☆ [2/5]
(総プレイ時 : 1.5h)

キャラクター・シナリオ

幼馴染が、許嫁で、メイド……!?

夏休みまであと1日というある日、主人公の『葛原圭』は片思いしている幼馴染の女の子『アナベル・メイドガーデン』が許嫁であったことを知る。さらにメイドとして同棲し主人公に仕えると宣言するアナベル、勢い全開の彼女に戸惑いながらも目くるめく夏の日々に期待を膨らませる。

上記にもある通り、夏休みをメイン描かれた物語であり、二人とも学園生徒ではあるものの一部シーンを除いて、主な舞台は二人だけが過ごす洋館となっている。
幼馴染が許嫁でメイドで、という序盤から勢い重視で始まる今作、初の告白からHシーンまで勢いのある展開が印象的。
特に今作はヒロイン名がタイトルにもなっているように、主人公とヒロインしか登場しない、いわゆる閉じた世界系で描かれている物語である。
それ以上に踏み込んで言及すべき点があるほどシナリオの内容はないものの、萌えゲーとしてはヒロインであるアナベルと過ごす蜜月と形容すべき日々を集中して楽しめるので、そういった点は利点として挙げられる。
特に「好きな子と過ごす」という原始的な幸せがギュッと詰まった作品であり、アナベルの事を好きになれれば、終始楽しむことはできるだろう。
一方でシチュエーションはある意味鉄板で、内容も薄いと言わざるを得ず、アナベルとのHシーンがメインで構成された汎用性のない物語となっている。
この辺りに忌避感が出てしまうのであれば今作を楽しむのも難しいであろう。


【推奨攻略順:選択肢無】
今作に選択肢は存在しない。


CG
繊細な線に淡めな塗の絵。
一般イベントCGに分類されるのは4種類であり、それ以外は合計7シーン分のHCGとなっていて、ミドルプライス帯の作品として考えると枚数は十分といえる。


音楽
BGM6曲、Vo曲0曲という構成。
数が少ないもののそれぞれの質は決して悪くなく、日常シーンでも使われていた「アナベルさん家のひみつ」は明るくそれでいて包み込んでくれる暖かさもある、ヒロインであるアナベルをよく表現していたように思う。
ただやはり楽曲数の少なさは目立つ。


お勧め度
今作に登場するのはヒロインとなる「アナベル・メイドガーデン」のみであり、彼女が気に入った事が条件の一つとして挙げられる。
値段的なハードルは低いものの、シナリオ部分の薄さなどの障害は依然としてあり、似たようなシチュエーションの作品は多く、今作だからこそ表現できている事と言うのもあまりない。
その為どうしてもお勧めするのに戸惑いを感じる作品になっている。


総合評価
全体的には平均的なミドルプライス作品という印象なのだが、各所でもう一押しが足りないのも事実で、平均を下回るこの評価となっている。


【ぶっちゃけコーナー】
プレイして思ったけれど、いわゆる抜きゲーではないとおもうんだよなぁ。
ただエロと日常シーンが半々くらいなので、萌えゲーというには日常シーンの薄さが気になるところで、この辺りは個人差なのかもしれないけれど、値段帯の事を考えても萌えゲーを求めてプレイした人はどう判断するのか気になるくらい。

作りとしてはシンプルな作品なので趣旨は分かりやすく、楽しみ方も複数あるわけではないので、アナベルを気に入れるかどうかによって作品の評価が分かれるのだと思う。
個人的には彼女と過ごす日々を好ましく思えたし、良いなと思えるシーンもいくつかあって、ただそれがこの作品でしか表現できないものなのかと問われると悩むところで、そのあたりが心に引っかかってしまっているので、平均以下の評価になっているのかも。