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2018年に発売された数々の作品の中から個人的にお勧めしたい作品をランキング形式でご紹介します。

第1位 Summer Pockets
Key (2018-06-29)


眩しさだけは、忘れなかった

主人公の鷹原羽依里が夏休みに訪れた鳥白島におけるひと夏の物語。
数々の名作、泣きゲーを生みだしたKeyの原点回帰ともいえる作品であり、そのシナリオは私自身が鍵っ子であることを抜きにしても、数年に1本出る神作級と太鼓判を押せる作品となっており、自信満々で1位と発表することができる作品に。
プレイして何度も泣けてしまう完成度の高いシナリオの他に、ミニゲーム等のやりこみ要素も凝っており、プレイした後も楽しめる今作。
皆さんもぜひプレイしてこの感動を、それぞれの『夏休み』を、ぜひ楽しんでほしいです。
※現在は新作として今作と追加要素がセットになった『Summer Pockets REFLECTION BLUE』が発売しているため、未プレイの方はそちらをプレイすると良いでしょう。


第2位 抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
Qruppo (2018-07-27)

彗星のごとく現れ、エロゲー界を震撼させた問題作。
突飛なタイトルはもちろん、”ぬきたしワールド”とでも呼称されるような数々の淫語に圧倒される世界観は正に特異としか表現しようがない。
濃いキャラクター達との下ネタを絡めた豊富なギャグばかりが目立ちますが、その実かなり熱く燃える展開や未知の感動を体感できる作品だったりします。
泣きゲーを重要視する当方の評価からは少し外れてはいるのですが、受けた衝撃やあまりの人気でFDが「2」へと変貌した、そんな周囲への影響度なども絡めてこの順位にさせてもらいました。



第3位 アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-
(きゃべつそふと) (2018-11-30)

過去のきゃべつそふと作品とは打って変わってシナリオ重視の作品がここに。
今作では『美術』がテーマであるという珍しいポイントもあるのですが、なんと言ってもシナリオライター冬茜トムさんの巧妙な叙述トリックが光るシナリオが特徴的。
物語を進めるごとに明らかになってゆく謎の数々は鳥肌物であり、終盤の感動シーンと合わせると、名作といわざるを得ず、この順位に。
ネタバレに遭遇しないよう、ぜひあまり下調べをせずにプレイしてほしい作品です。


第4位 言の葉舞い散る夏の風鈴
シルキーズプラスDOLCE (2018-12-21)

「声優部」という部活動がテーマとなった青春学園ラブコメディ作品。
青春部活物という事で、キャラクターの成長が感じられるシーンが節々に用意されており、その一つ一つの破壊力がとても高く、波長さえ合えば何度も感動して涙を流すことができる名作です。
また『声』をテーマとした作品ということもあって、各声優さんの熱演にもぜひ注目してほしい作品です。


第5位 空と海が、ふれあう彼方
PULLTOP (2018-03-30)

南の島、小笠原諸島を舞台としたひと夏のお話。
紺野アスタさんが描くスカッと晴れ渡るような青春ストーリーは安定感も抜群で、短いからこそ起承転結のクッキリとした作品となっている。
ミドルプライスでありながら、笑って泣けるという作品に必要不可欠な要素がギュッと詰め込まれた作品であり、全年齢という事もあってとても手も出しやすい作品に。
この作品が気に入ったのなら、同じ舞台で描かれている「あの日の旅人、ふれあう未来」もプレイしてほしい所。


第6位 はるとゆき、
あかべぇそふとすりぃ (2018-07-27)

死んだ人が訪ねてくるという不思議な温泉旅館を舞台とした作品。
個人的にではあるものの2018年の隠れた名作泣きゲーと言えばこれ、というほど話題に上らず、それでいてかなり感動できる作品だった。
前半の癒されるテキストとは打って変わって、各キャラクター√のシナリオが特に秀逸。
時に切なく、時にほんのりと心温めてくれるシナリオは、流れが予想できるほどに王道展開ではあるものの、だからこそストレートに心に伝わってくるものがある。


第7位 宿星のガールフレンド -the destiny star of girlfriend-
mirai (2018-07-27)

魔法少女物である『宿星シリーズ』3部作の1作目であり、ヒロイン「上泉夕里」のお話。
ロープラ作品という事もあってシナリオ自体は短いものの、舞台設定を活かしてヒロインの可愛さを極限まで引き出しつつ、ラブコメ風味の勢いのあるシナリオで形作られた作品となっている。
シリーズ物ではあるものの、今作だけでも完結していることや、単体での完成度の高さも鑑みてこの順位に。
※既に3部作セットの物が販売されていたりするので、購入する場合はそちらを推奨したい。


第8位 ラズベリーキューブ
まどそふと (2018-09-28)

個性豊かなヒロイン達との恋愛を描く学園ラブコメ作品。
まどそふとの作る萌えゲーという事もあって、とにかくヒロイン達の可愛さが前面に押し出されており、加えてそれぞれのシナリオでしっかりと物語の雰囲気を変えているため、最初から最後までプレイしていて飽きる事が無い。
個人的な話ではあるものの瑠莉√の告白シーンが好きなので、ぜひプレイしてみてほしいところである。


第9位 未来ラジオと人工鳩
Laplacian (2018-08-31)

とある事故によりネットワークが使えなくなった未来の日本を舞台としたLaplacian制作のSF作品。
過去の2作品よりさらにシナリオ部分に重きを置いており、内容もとても充実している。特に導入部分において、読む人を世界観へと引き込む力がとても強く、文章力の高さがうかがえる。
ただし舞台などの設定は良かったのだが、肝心のSF部分自体にはご都合主義ととられかねない独自解釈なども多く、肝心の重要なシーン自体の押しの弱さもあって少し控えめなこの順位に。


第10位 君と目覚める幾つかの方法
Navel (2018-05-25)

『つり乙』シリーズで有名なNavelから発売、オートマタが一般流通した近未来が舞台となる作品。
テーマの関係もあって全体的に重めな雰囲気に仕上がった今作なのだが、Navelのもつテンポの良いギャグシーンとの親和性が良く、総じて緩急のしっかりとしたシナリオに仕上がっている。
序盤の感動シーンや終盤の怒涛の展開などが印象深い作品で比較的お勧めもしやすい作品なのだが、一方で抜きんでたと評価するには足りない部分もあり、この順位になってしまっている。


番外編


2018年作品ながらもシリーズ物や続編などで初見プレイに向かず、上記対象外となったなかでの名作もご紹介!
それぞれに根強いファンがが獲得できるほど作品が素晴らしいので、ぜひ興味を持った方には1作目からプレイしてほしい所です。


9-nine- そらいろそらうたそらのおと
ぱれっと (2018-04-27)

ぱれっとから出ている「9-nine-」シリーズ4部作の2作目にあたる作品。
主人公の妹であるヒロイン「新海天」にスポットが当てられた今作、天と主人公の軽快なトークがたっぷりと詰まった楽しい作品となっている。
「9-nine-」シリーズ自体が一応の完結をして(※2020年11月現在)おり、単体評価は低いもののシリーズを通してのシナリオのよさからもプレイを推奨したい作品となっている。