タイトル : Zero Infinity-Devil of Maxwell-
ブランド : light


シナリオ : ★★★★☆ [4/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★★☆ [4/5]
お勧め度 : ★★★★★ [5/5]
総合評価 : ★★★★☆ [4/5]

キャラクター・シナリオ
ルートは4本、OPも比較的に早く流れるが、共通は長く、個別も比例したように長さがあり、総合的には平均以上。
特にジュン、マレーネ√は長い。
推奨攻略順は少し固定されているが美汐→エリザベータ→ジュン→マレーネが鉄板のはず。

CG
特徴的ではあるものの綺麗なものが多いが、枚数は少ない。動画も多数あり。
作品の構成上、あまり不足感は感じないかも? 戦闘シーン以外のCGがかなり少ないのが悲しいところか。

音楽
音楽鑑賞31曲中、2曲がVo曲+1曲(Short.ver)、2曲はOPとEDのバラードアレンジ。
OPは燃え系だが、EDが雰囲気ガラリと違う。
BGMは戦闘シーンのものが多めなのだが、ふとした瞬間に涙腺を刺激する者もある。
特にOPとEDのバラードアレンジは秀逸、作中でもかなり多用されている。

お勧め度
lightの燃え系作品であり、その成分は9割の燃え(中二設定)と1割の他の要素でできてる。
最初にやるのはつらいかもしれないけど、燃えが好きならやるべき。
燃え以外に感動的な要素、考えさせる要素などはあるので、それだけとも言い切れない。

Getchu.comで購入

総合評価
主人公声入り作品。
上記でも述べたように、現状数少ない純粋な燃えゲー。
分類としては特殊機械人間戦闘物…というべきだろうか。
しかしながら、舞台は実は少し昔の戦後になる。
漢字にルビを振って読ませるなど、かなりの中二設定がふんだんに使われているが、
それも最後には許してしまうくらいかっこいいのだ!
それは単なるバトルだけにあらず、「闘う」という中での命のやり取りに、燃え、泣き、考える、いろいろな要素が含まれている。
設定上、心理描写も非常にうまく、それが戦いに活かされているのは圧巻。
キャラ一人一人が非常によく作りこまれており、闘う理由もはっきりしている、捨てキャラがいないのも魅力。
さらに敵も本当の「悪」というわけではなく、独自の理論、世界観を持っていて、それがぶつかっただけ…。
だからこそ、憎めない、認めたくなり、好きになれる。
√毎に展開にいろいろ差があったのも面白く、分かりやすいので、置いていかれる事はあまりないかも。
戦闘シーンに関しては、文字よりも絵で魅せる事が多い。
動画などもふんだんに使われており、さらには燃えるシチュエーション、武器などなど、
強制的に燃えさせられる造りとなっている。
ただ、作品としての側面に、ただのバトルだけではなく、現代社会風刺的な側面もあったり。
いろいろな部分を楽しめる作品だと感じた。
クリア後にはアフターストーリーとして、ボイスドラマもあるので、見逃さないように。
戦闘に燃えて、少しウルっときて、ピンチにも屈せず、最後には王道を自信満々に王道通る燃える展開。
この作品のよい部分はここだろう、それだけではなく、もうひと押し、これだと言える何かも欲しかったのは確か。
まだまだ改善の余地はありえたかもしれないが、現状出来る事をしたと言える。
これからにも期待してのこの評価だが、少し低いくらいだと思ってくれても構わない。

ミスとしては、文字と音声に齟齬があったり、ミスがあったりする所がいくつかあった。
コンフィグに関しては普通に使えるが、やはりデータのせいだろうか、データロードなどが重く、反応が鈍い時があった。

【ぶっちゃけコーナー】
燃えゲーとして普通に楽しめると思うよ、詠唱とかもかっこいいし。
意外な人がほんとに最後活躍?するよね。
アフターはほんとに救済措置だよな~まぁ、そういうのもいいかな、なんて思うのです。
それにしてもバラードVerいいわ…。