タイトル : 東京バベル
ブランド : propeller


シナリオ : ★★★★☆ [4/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★★☆ [4/5]
お勧め度 : ★★★★★ [5/5]
総合評価 : ★★★★☆ [4/5]

キャラクター・シナリオ
全年齢対象作品、だからこそ厳しめに評価している。
攻略キャラは主人公を含め4キャラ、それぞれに複数BAD&TURが用意されており、END数は8。
それぞれのキャラごとに大きく話が変わるため、分量としては平均以上の量になる。
攻略順に関しては総評で語る。

CG
線は細いものの硬質な絵、立ち絵には少し抵抗があるかも?
しかしながらイベントCG、武器CG、敵CGなどそれ以外はかなりのレベル。
枚数も多いため、他を補ってのこの評価。

音楽
30曲のうち26曲がBGM、4曲がVo曲であるが、Vo曲は1個の讃美歌(?)を除き、ロック調。
このゲームの趣旨には合っているのだが、それでもOP、挿入歌(?)は異質と言える…。
合う合わないはあるだろうが、今回自分は合わないと感じたので低めの評価。
ED曲は質が高いし、BGMもわるくなかったので、そこそこのカバーはできてる。

お勧め度
燃えげーファンはとりあえず黙ってやろう。
また、北欧神話ではなく聖書の方の神話好きの方もとりあえずお勧め。
泣きに関してはいかんせん弱いが、引き込まれたならそれなりの破壊力かもしれない。

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総合評価
全年齢対象のプロペラ作品。
タイトルから全く内容が想像できなかったこの話は
まとめるなら「壮大」の2文字に尽きるだろう。
特に今回スポットが当てられたのは「神」「天使」「悪魔」
前のエヴォリミットもすごかったけど、今回も負けず劣らずの燃えゲー。
成分としては7割燃え、2割泣き、1割ギャグとか、そういう成分比。
主人公に声があることも注目だろう、有名な声優である。
絵、という障害もあるものの、戦闘シーンに関してはかなりの出来。
演出がかなり助けてた印象もある(戦闘シーンに限らず、他のすべてのシーンにおいて)
最初はかなりのホラーっぽく始まるが、後からは普通に燃えげーだから安心して勧めるとよい。
また、戦闘描写としてエイグイ表現はあるものの、CGとしてそれをあらわすことはなかった。
音と文字だけしかないので、耐性のない人にはお勧めかも?
ストーリーの展開として、流れは大きく3種類。刹那とリリスはほぼ同じ流れで、
ラジエル→空見→リリスの流れが一番順序よくできているだろう。
個人的にはリリスTUREが真・ENDだと思っているので、それを最後に回すといいかも?
展開は急展開に次ぐ急展開で(それでも無理な展開はない)、燃えゲーらしさを見せていたといえる。
ただ、やはり挿入歌は少し問題だったか…。
設定がかなり突飛なものなので、置いていかれるとかなりつらいものがあるのも確か。
しっかり物語にしがみつかないと、後々つらい…。
とりあえずはラジエルルート終わらせてみてから、合う合わないを決めるとよい。
戦闘描写はCGは飛躍的向上を見せているが、文章は少し落ちてた印象を受けた。
日常・泣きシーンについては短いながらもよくできていたと言える。
戦闘シーンがあるからよく栄えていたともいえる。
扱ったテーマやその解釈の仕方もよく、各ルートとも、かなり厳しい状態の中よくキャラを動かせていた。
しかしながら、こと「泣き」においてはやはり不足と言うほかない。
戦闘シーンもよくできていただけに、あと一歩キャラに踏み込んで先頭だけではない所を見せてほしいと思う。

システムの不備といえば、強制終了するとデーターが飛ぶ事。
立ち絵の絵の質には問題があったが、演出に関してはほぼ文句なし(やってみればわかる)。
エクストラには人?物や武器、イベントの出典、解釈、説明などがなされているため、
知らない「何か」がいればそこを見るのがよいだろう。

以上の総合的な評価として、完璧と言うには少し足りと判断したため(かなり迷った)
シナリオともにこの評価に落ちつけた。

【ぶっちゃけコーナー】
異能バトルモノの燃えゲー。
天使・悪魔が多く出てきたりと宗教色の強い作品となっており、設定も特殊なため、このみに個人差はあるかも?
戦闘シーンの演出等はさすがだね。
シナリオ細部はともかく、普通に燃えゲーとしては楽しめると思う。
少し壮大すぎるかもしれないけど。
あと、ケロちゃんかわええええええええええええええええええええええええええええええええええええ