タイトル : ‘&’-空の向こうで咲きますように-
ブランド : 暁WORKS


シナリオ : ★★★★☆ [4/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★★★ [5/5]
お勧め度 : ★★★★★ [5/5]
総合評価 : ★★★★☆ [4/5]

キャラクター・シナリオ
全6ルートの作品で、攻略順はほぼ固定されている。
各ルートの物語の半分ぐらいが共通になっており、OPはかなり後半で見ることができる。

CG
暁らしい、少し硬めの絵。しかし、アニメの動画をOPやゲーム本編の中でもふんだんに使うなど(アニメ動画に背景も反映されている)など、素晴らしい演出。
それが作品の評価にかなりプラスになっているため、かなりの高評価をつけたい。
CGは作品の

音楽
いとうかなこの「The moon is not alone」は作品の雰囲気にかなりマッチしているうえ、テンションがかなり上がっていきます。
BGMもなかなかいろいろなものがそろっていて、消して多いとは言えないけど作品との相性はかなり高い。
泣き、という部分に関してはあまりこだわってないので、評価は甘くなっている

お勧め度
暁らしい作品というべきだろうか、歴代の作品にもれず少しSFがはいった燃えげー気質の物。
ただの燃えげーに終わらず、内容も少し深いので、今までの人も初めての人もお勧め。

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総合評価
テーマは「願い」、というべきだろうか。
本当にこの作品は面白い視点から物事を見ている。
改めて、人の「願い」について、そして「願う事」について考えさせられた。
過去に行った大冒険の仲間たち、そして手に入れた「願い」という名の「道具」
時には敵になったり、ときには味方になったりしながら進んでいく。
攻略キャラは6キャラあるが、おそらくメインは「麗」である。
このルートのみ扱いが違ううえ、物語としての長さ、完成度は他のルートの比ではない。
しかしながら、逆に言うと、他のルートは少しやっつけ仕事的なものが垣間見える。
ルート間の矛盾(?)に近いものがある。
そういう意味では少し厳しい評価を付けたい部分もある。
泣きげーではなく燃えげーとして評価していることをあくまでも忘れないように、
泣きとしてはイマイチだが、燃えとしてはかなりの物。
この作品のいいところは、どのルートもかなりスカッとして終わることである。
「これから頑張ろう」という各ルートの終わり方は、作品から離れた後も心地よい読後感を与える。
また、燃えとしての技名・道具名・アニメーション・BGM、各種足並みをそろえていいものがそろっているので
(普段なら技名・道具名は笑い飛ばしてもいいくらいなのだが、この作品は不思議と受け入れたくなる)
様々な要素が絡み合いつつ、青春SF燃えげーとしての地位を築き上げているように感じられる。
また、全√クリア後おまけで全アニメーションが見られたり、写真を各キャラのコメント付きで見られたり、
称号があったりと、細かい遊びもたくさんある、全部楽しんでコンプリートしてほしい。

【ぶっちゃけコーナー】
サスペンス・推理がメインとなる燃えゲーとして評価したい作品。
異能が作品に出てくるのだが…(バトルはあまりしない)その動画シーンがかっこいい。
泣きに関しては、設定的に作れなくはなかったのだろうが、今回は無い方が全体的にさっぱりしてよいだろう。
プレイ後の気持ちがよくなるのもこの作品の特徴か。