タイトル : 暁の護衛
ブランド : しゃんぐりら


シナリオ : ★★★☆☆ [3/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★★☆ [4/5]
お勧め度 : ★★★★☆ [4/5]
総合評価 : ★★★☆☆ [3/5]

キャラクター・シナリオ
全5ルート(+1ルート)あるが、共通部分が多く、その部分も比較的短い。
ルートごとの話もノリがよくすぐに終るので全体的にみてもあまり長くない。
全体的には泣き、よりも笑い重視。

CG
非常に綺麗な絵が多く、だめな点を見つけるのが難しい。
立ち絵やCGなどで多少雰囲気は変わっているが、その丁寧さにぶれが無く、高品質のものである。

音楽
OPの曲の完成度が高く、BGMの量も豊富である。
その中でも、特に質のよいものが数点見られたが、もう少し感動の場面で押してくるBGMがあってもよいとは思う。

お勧め度
ファンディスクも人気であり、さらにその続編も開発されているほどウケはよい。
人による好き嫌いが少なそうな作品であり、物語り全体の評価、雰囲気もよいので高めである。

総合評価
大小の犯罪が溢れる近未来の日本、暁東市は様々な犯罪対策を行なう事で国内でもトップクラスの治安を保っていた。
その中で安全な地区に集まる資産家のためのボディーガードの教育期間である憐桜学園で1年目を過ごした主人公朝霧海斗は1年目の終業式を迎えようとしていた。
彼はボディーガードになるつもりがなく、修了証書を受け取った終業式の後、校長である佐竹明敏に退学届を提出する。
迷惑料として受け取った1万円を手に朝霧海斗は街に繰り出した。
そこで黒服の二人組に連れ去られる女子校生を見かける。
その光景を見て、朝霧の心が躍った。
彼が求めていたのは、日常からかけ離れた異常行為だったからだ……。

上記にもあるとおり、主人公が「ボディガード」の物語。
ストーリーもその状況を利用する展開が多いが、同時に、多種多様なイメージを持たせている。
同じような設定のゲームが出ていたりするが、この作品はその中でも戦闘シーンに主をおかず、日常の笑いに重きを置いている。
どのルートでも多少なりと戦闘シーンがあるが、そこまで燃えをくすぐるものではなく、あくまで流れの一つとして描かれており、評価するほどでもないが、減点はしない。
また全体的な物語が短いため、笑いと泣きにメリハリがあり、後味もよい。
泣きシーンの演出も短いが、手を抜いておらず泣かされそうな部分もしばしばある。
重きが置かれており、全体の雰囲気を担う笑いの傾向としてはノリがよく、サクサクと進む。
また、コアなネタが結構入ってくるため、ついて行けない部分も多少ある。
終り方としてはファンディスクをイメージしてか、続きを意識させるような終わり方が多く、
プレイしてしまうと、既に発売されているファンディスクの中身が気になる方も多く居るかもしれない。
ただ、やはり決定的に物語に深さが感じられないのが残念。
そこをファンディスクや、さらに発売される作品で補うのだろうが、この作品だけでみるなら1つの物語としては不十分。
しかしながら、そこさえ気にしなければ全体的な評価は平均よりも上であり、長さも手ごろであるため初心者にでもお勧めできる作品となっている。
過度な期待は禁物だが、安定した作品という意味ではイチオシの作品といえる。

【ぶっちゃけコーナー】
以後2作の続編があり、周りからの評価に相応した出来の作品。
燃えゲーと言うほどの展開自体はあまりないので、分類はせず。
泣きについても同じであるが、それでも物語に引き込む「何かはある」ため、比較的高評価。