タイトル : 恋愛、はじめまして ミニファンディスクサマーバケーション
ブランド : ASa Project


シナリオ : ★★★☆☆ [3/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★☆☆ [3/5]
お勧め度 : ★★★☆☆ [3/5]
総合評価 : ★★★☆☆ [3/5]
(総プレイ時間 : 2.5h)

キャラクター・シナリオ

「青春追体験コメディ」とテーマとして発売された「恋愛、はじめまして」(以下本編と記述)のアフターシナリオを収録したミニファンディスク。
本編の続編ということで、メインヒロイン四人のアフターシナリオ四編とサブヒロインとのシナリオが四編+αが収録されている。

物語を始めると下記から物語を選択する形式となっており、好きな順番から読み進める事ができる。

  1. 「青春は終わらない」
    …天使ちゃん(CV : 奏雨)のアフター
  2. 「大好きな君と」
    …藍沢 紫(CV : 逢真井もこ)のアフター
  3. 「ゲーマーたちの夏」
    …風雅 姫乃(CV : そらまめ。)のアフター
  4. 「ワンダフル!」
    …犬屋 恋丸(CV : 相模恋)のアフター
  5. 「従姉妹と一緒に!?」
    …紫と柏木 すみれ(CV : 山吹うらら)のHシーンがメインのIF
  6. 「家族だからセーフ(?)」
    …天使ちゃんと緒方 寧子(CV : 夜空あかり)のHシーンがメインのIF
  7. 「そうはならなくない?」
    …嶋 夕陽(CV : 飴川紫乃)とのHシーンがメインのIF
  8. 「止まらなぬ友人の淫乱妄想」
    …恋丸と静 沙智(CV : 碓氷珊瑚)とのHシーンがメインのIF
  9. 「エロゲ主人公として――」
    …本編の総括となるショート


メインヒロインのアフターシナリオ四編に関しては、初めて過ごす夏休みというシチュエーションで話が作られているところは共通しており、それぞれのヒロインに応じた多種多様な夏のイベントが盛り込まれた話となっている。
物語としての発展はほとんど無いのだが、本編以上にテンポの良い掛け合いが楽しめるのはアサプロ作品のFDらしいところといえるだろう。
それでも物語はそこまで長くなく、Hシーンが2-3シーンを含んだシナリオの分量は0.5hほどとなっていた。

残りの元サブヒロインたちのシナリオ四編に関しては、Hシーンがメインのシナリオとなっており、それ以外のシーンはほとんど存在しておらず、シナリオの始まり方も本編からか、もしくは無印のとあるシーンからの分岐として描かれたIFシナリオの体で描かれていた。
またHシーン自体も単体というわけではなく、関わりの深いキャラクターとの3Pになっていたところも特徴的。本編ではサブヒロインではなかった沙智(と恋丸)のHシーンがあったりもする。
同様に特殊なのが沙智と同じくサブヒロインではなかった夕陽で、彼女に関してはHシーンをメインとした短いIFシナリオである点は同じだが、3Pでは無く彼女だけがピックアップされていた。
元々他の人物に気持ちがある可能性も示唆されていたが、本作では主人公と関係を持っている点には注意が必要だ。
最後に「エロゲ主人公として――」に関してだが、これもかなり短いシナリオでメタ的ギャグ何かを挟みつつ、作者からのメッセージのようなものが込められたおまけ話となっている。

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全体的に夏休みらしいエピソードを中心としたシナリオという点でまとまっており、それ以外もファンサービスのためのHシーンが収録されたお話ということで、それ以外にシナリオ部分で触れられる部分はあまりない。

本編では「青春」に絡めたいろいろな話などもなされていたが、本作は純然たるギャグゲーであり、同時にサブキャラクターたちとのあったかもしれないIFシーン(Hシーン)に思いを馳せるための作品として作られている。
これらを踏まえると作品の補完という意味で、ファンディスクの役割をしっかりと果たしているといえるだろう。


【推奨攻略順:選択肢を左から順に】
攻略順に指定はないため好きなキャラからの攻略で問題ない。
ただしネタバレ的な要素もあるにはあるため、一応「エロゲ主人公として――」は最後にプレイしておいた方が良い。

CG
絵のテイストに関しては本編と同様で、クオリティの低下なども見られない。
イベントCGの枚数は合計23枚(天使5/紫4/姫乃5/恋丸5/その他4)で、さらに本編からの流用が1枚存在。
Hシーンは合計13シーン(天使2/紫3/姫乃2/恋丸2/天使&寧子1/紫&すみれ1/夕陽1/恋丸&沙智1)が用意されており、複数キャラとのシーンが用意されてる辺りはFDらしいてんと言えるかもしれない。


音楽
Vo曲2曲(OP/ED)とBGM26曲が収録。
BGMとEDに関しては基本的に本編で使用されていた物がそのまま流用されており、新規追加となっているのは燈華いのりさんの歌う主題歌「Precious Days」。
前作のOPもよかったのだが、この主題歌もサビにかけての盛り上がりが良く気に入っている。
相変わらず新規追加要素が少なくはあるものの、その点を考慮してこの評価とした。


お勧め度
あくまでFDであるため、内容的に本編のプレイが必須となった作品となっており注意が必要
本編が好きで特にギャグシーンをもっと楽しみたい方にはおすすめしやすく、サブヒロインやそうではなかった登場キャラクターにも一応スポットが当てられており、そこもアピールポイントにはなっている。
一方で過去のミニファンディスクと比較すると全体の分量はどうしても短く感じられてしまうところがあり、ボリューム不足感は否めない。
とはいえ、過去作でアサプロのFD系に慣れている人なら予想できる程度の作品クオリティと分量にはなっており、本編が気に入った人は軽い気持ちでプレイするか、セット商品などが販売されたタイミングで購入&プレイするのも良いかもしれない。

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総合評価
多少ボリューム不足であるような気もするが、内容は実にアサプロのFDらしいコンパクトにまとまったFDということで、ギャグゲーらしく笑わせてくれるテンポが良い作品だった。


【ぶっちゃけコーナー】
いつも通りの安定したアサプロのFDという感じでしたね。
ギャグやキャラクターのテンポが良い掛け合いに力を入れてるので、イチャラブシーン以上にヒロインと関連キャラクターを初めとする他の登場人物との関わりを描いたシーンが多かった印象がありました。
あとはサブキャラのシナリオも結構用意されていて、昇格…とまでは言えないけど、本編でHシーンが用意されてないキャラなんかも、今作で少しスポットが当てられていました
ただ、そういうサブキャラクターたちについても本編ではもう少しシナリオあったんだから、FDでも同じくらいのシナリオは欲しかったと思ってしまったのも確か。
Hシーンについても3Pがあるのはよかったかもだけど、それだけだと純粋なファンにとっては寂しく感じるかもなぁ、と。
元々近年のアサプロFはBGMを含めて全体的に追加要素が少ない作品が多いが、過去作と比べても更にそう感じてしまったので、できればシナリオ部分でカバーをしてほしいところだ。
プレイ自体は本編同様にイベントシーンの振り返りができる機能があったり、快適なシステム環境が整っているし、ギャグメインの作品はテンポが良く一つ一つの話が短いから手軽にプレイできる。
他の作品をプレイしながら、空いた時間で~みたいなことができるのは強みでもあるから、細かいところでもう少し満足度を上げてくれるということはない。