
タイトル : セレクトオブリージュ
ブランド : まどそふと
シナリオ : ★★★☆☆ [3/5]
CG : ★★★ [3/3]
音楽 : ★★★★☆ [4/5]
お勧め度 : ★★★☆☆ [3/5]
総合評価 : ★★★☆☆ [3/5]
(総プレイ時間 : 10.5h)
キャラクター・シナリオ
『珠賀良区』と呼ばれるスラムで生まれ育った主人公”布波能 凪”が、【ワン・ズ・ギフト】と呼ばれる超エリート校「桜元学園」への入学権利を手にしたところから本作の物語が始まる。
卒業さえすれば絶大な地位と名誉が得られるとされる学園に通うのは、自分と生まれも育ちも違うハイソサエティな人物たち。完全にアウェーな学園を舞台に、生き残りと栄光を懸けた挑戦の日々を描いた物語となっている。
シナリオは共通部と、4人のヒロインの個別√で構成されており、前者が3時間程、後者は2時間足らず。各ヒロインの個別シナリオを攻略後には、おまけとしてHシーンを含んだミニアフターシナリオが追加され、これらを含めて全体的な分量は10.5時間程となっていた。
物語の基軸にあるのは上流階級の子息たちが通う学園を舞台とした主人公の逆転劇であり、そんな中で権力者の娘と結婚するという主人公の「逆玉の輿」計画をメインとして描いた作品だ。
しかしながら、こうした物語の大部分は共通√で消化されており、各ヒロインの個別シナリオではほぼ形骸化してしまっているのが実情で、物語冒頭でかなり膨らんでいた設定だけに、プレイしていた多くの方が期待していたはずだが、実際の展開は即落ち2コマと形容しても良いほど小さく、そうした部分で意気消沈してしまった人も多いはず。
物語の設定をうまく扱えていなかったことも問題なのだが、この問題は作品の重要な柱でもあるキャラクター部分にも波及しており、せっかく冒頭にて格調高く描いていたヒロインたちが一瞬で主人公に絆されることになってしまっている。
優秀とされる彼女たちが一瞬で懐柔される点について、作品によっては主人公の魅力として飲み込むことも可能だったのだが、裏付けが薄く、作品の設定的にも無理があった本作においてはどうにもチグハグな印象を受けてしまった。
共通√部分の展開がすべてダメだったというつもりはないものの、キャラクターを軽く扱うような展開が目立ってしまっていた事は大きな原点部分といえる。
上記でも触れたが、本作の重要な柱の部分としてキャラゲーとしての要素が挙げられる。
もちろん今作のヒロインたちは皆それぞれに違った魅力のあるヒロインだったのだが、それが作品内で十全に発揮できていたか、については疑問を抱かざるを得ない。
それは上記で上げた部分はもちろんだが、作品に含まれていたシリアス展開との相性問題も大きかったように思う。
本作の個別シナリオではそれぞれ障害となる出来事がいくつか発生しており、各ルートで違った味付けになっていた事自体は評価するものの、そのどれもが軽く解決されている、という部分だけは共通していた。
その割に扱う割合を食う話でもあったため、ただでさえ短いシナリオの中で、キャラクターの魅力を見せるべき部分を削ってしまっていた印象だった。
個人的にはギャップを中心とした、ヒロインたちの深堀りを期待していたのだが、それもほとんど見当たらず、ヒロイン視点の描写も少なかったことから、彼女たちの内面を描写するシーンが著しく欠けた作品になっている。結果として、読む側でヒロインの造形が確立されないまま物語が進んでしまっており、キャラクターの好き嫌いが判明する前に物語が終わってしまっていた。
自然と本作についての酷評が多くなってしまっているが、少々特殊な設定の物語であることに目を瞑れば、可愛いヒロインたちとのイチャラブストーリーが詰め込まれた作品として捉えることができ、一般的なエロゲーとして及第点もあげられるだろう。
惜しむらくは、もっと良い作品になるためのポテンシャルを秘めながら、それを活かしきれなかったという点のみにあり、評価は平均としているのもそれが理由である。

共通√【 ★★★☆☆ 】 3h
冒頭から嬲られる主人公という、壮絶なシーンから始まるが、共通シナリオのほとんどはここに至るまでの振り返りシーンとして、主人公が【ワン・ズ・ギフト】の当選者となって、桜元学園から「ファイブ」というオートマタが迎えに来るシーンから物語は動き出す。
日本の掃き溜めとも揶揄される珠賀良区育ちの主人公が、優等生ばかりが集う学園で悪戦苦闘しつつ、トラブルや逆境を跳ねのけて邁進する、サクセス”するまで”のストーリーが詰め込まれている。
学園物をベースとしつつ、かなり特殊な設定も多いので、そうした部分にも容量が割かれていた他、特異なヒロインたちとの交流というのも、本作の主題の一つになっている。
多少のシリアス展開なども含みつつ、逆転劇などもある起伏に富んだストーリーで、テキストもサクサクと読めるので、ボリュームに対して体感時間が短く感じるシナリオになっていたが、一方でシナリオ部分とキャラクター萌えの両方がこの部分では喧嘩してしまっており、どちらをメインで見せたいのかがハッキリしないままに物語が終わっていた。

一色 奏命√【 ★★★☆☆ 】 2h弱
(CV : 奏雨)
明治から続く永世華族「一色家」の長女にして、桜元学園学生会会長を務める三年生。
若くして両親を亡くし当主の座に就いたが、そうと感じさせぬ程に堂々としており、毅然とした言動からは王者としての風格が感じられる。
その立場に見合った能力も有しており、相対した者なら誰しもが気後れしてしまう程だが、付き人の北条姉妹には心を許しており、時折優しい顔も見せる。
共通√を経て奏命からの評価を得た後、自身の指導役として奏命を指名するところから二人の関係が進展していく。
主人公に一定の興味は持ちつつも、あくまで一色家のために主人公に近づく奏命に対し、その考えを尊重してはいるものの、あくまで恋する過程を大事にしたい主人公。序盤はこうした、互いを向いているようで相反する二人の恋模様がじっくりと描かれていた印象だ。
特に奏命に関して印象が変わる事はなかったのだが、奏命を公私にわたって支えるサブキャラクターの北条姉妹(「北上 花」「北上 空」)とのやり取りでは、より人間味ある一面も見られた他、主人公と長く接していく事で、そうした部分がより多く見られるようになっていく点もポイントだろう。
常に堂々していて主人公を翻弄するSな奏命だからこそ、一瞬みせる恋する乙女の部分は非常に魅力的だと思うのだが、物語ではあまり引き出し切れていなかったイメージが強い。
後半は奏命の家の話だけではなく、主人公の事情を絡めた話にもなっていくのだが、話の大きさや展開の重大さに反し、特に盛り上がらずに決着がつけられている。
この辺りはシナリオ全体にも響いてくる内容だったので、もう少し動きを付けた展開が欲しかったと、少し残念な気持ちになってしまった。

蓼科 イヴ√【 ★★★☆☆ 】 2h弱
(CV : 秋野花)
警察庁長官を父に持つ、学園の二年生。
そうは見えないが合気道では常勝無敗を誇る実力の持ち主で、学生会では学内全ての運動部を取り仕切る運動部総括としての役職も持つ。
その強さを殊更誇る事もなく誰に対しても丁寧に接する姿から、周囲からの人望も厚い。
それ故なのか、序盤から主人公に対しても好意的に接してくれているが、彼女の受けたとある極秘任務が関係しているらしい。
共通√の一件以降、主人公が自身の指導役にイヴをを指名するところから個別シナリオが始まっている。
反感を抱かれやすい主人公に対して、イブ自身は物語の序盤から主人公に対して好意的で、ある思惑があった事を考慮しても特異な存在だった。
個別シナリオでは、共通√以降もその思いを強めているイヴの様子も描かれており、恋に積極的なイヴとそれに対してなぜか二の足を踏む主人公の関係がメインになっている
キャラクターとしての印象は、初見からさほど変わらないものの主人公に対してアグレッシブに想いを伝え、直接的に行動する様子からは、、普段はあまりみせない体育会系の要素も垣間見えた。
物語の中盤~後半にかけてはサブキャラクターである、運動部総括の補佐を務める「大屋 汐莉」を絡めた展開になっていて、詳細は伏せるものの、イヴの事情を中心とした話になっていた。
少し気になったのは、警察庁所属という部分の設定が有効活用されていたのは共通部分のみだったところで、どうにも「イヴ」というキャラクターに対しての深堀利があまり感じられないシナリオにも思えてしまった。

夜刀 くくる√【 ★★★☆☆ 】 2h弱
(CV : 相模恋)
オートマタ研究における第一人者として名をはせる天才エンジニアであり、学生会では一年生ながら学内全ての文化部を取り仕切る文化部総括としての役割も持つ少女。
投資家としての才能も持ち合わせており、一代で莫大な財を成しており、文化部の一部は彼女から融資を受けているため頭が上がらない。
根っからの研究者体質で、自身の興味のある事には莫大な資金を投じてでも探求する一方で、人付き合いを中心とした自身が無駄だと考えることに対しては一切の興味を持たない合理主義者。
皆の信頼を勝ち取った後、自身の指導役に くくる を指名する所から個別シナリオが始まっていき、物語の前半部分では、くくる の所属する科学部で勉強しつつ、彼女の研究テーマでもあるオートマタ研究を手伝うという流れになっている。
ヒロインの中では、主人公に対しての好意が最も低いヒロインであり、何事に対しても理詰めで考える くくる。最初こそ主人公に対して簡素な対応だったが、オートマタの感情獲得を目標として、自身の「恋」という感情に目を向ける事に。
無感情なキャラクターが、主人公と過ごすことで感情を獲得していく、という展開自体は普遍的ではあったものの、徐々に”くるるらしさ”みたいなものが滲み出てくるあたりは、ヒロインの可愛さを見せる事を重視したシナリオ所以といえる。
また後半は大きく物語が動き、サブキャラクターである科学部部長の「一ノ瀬 七」だけではなく、ファイブといったキャラクターを巻き込む展開に。ただ展開こそ大きかったものの、割と簡潔に物語は着地させられており、どうにも尻切蜻蛉のような話にも思えてしまった所は少し残念であった。

泉 トウリ√【 ★★★☆☆ 】 2h弱
(CV : 七種結花)
主人公サポートするため別の方法で桜元学園へと潜入してきた、同じ珠賀良区育ちの少女。
おっとりとした性格で、誰とでもすぐに仲良くなれるが、特に主人公に対しては「お兄ちゃん」と呼び慕い、強い思いを寄せている。
しかしながら、主人公にとって妹のような存在であり、家族として大切に思われている。
珠賀良区育ちらしく大抵のことには動じないものの、エッチな事に対しての体制は余りなく、主人公が秘密裏に作っていたエロ本を見つけた際は全て問答無用で処分した。
共通√の一件以降、他のヒロインからの信頼を勝ち取り、順調に進む主人公の逆玉計画だったが、トウリのとある発言により、目的の過程でしかなかった「恋愛」というものについて考えていく事になる。
自身について思い悩む主人公に対し、状況が変わって恋人として立候補するトウリの行動に、さらに迷いは深くなっていく。特にトウリに対しては血は繋がっていないものの、長年兄妹として過ごした事実が重くのしかかっており、何より大切にしている家族だからこそ二の足を踏んでしまう、そうした主人公の恋の迷いを√序盤~中盤で描いている。
物語の後半では共通√の事件の延長戦と形容すべき内容となっている。
事件自体はサラリと解決してしまっているのだが、人と人の架け橋となるトウリの性質を活かし、他のヒロインたちもしっかりと活躍した、作品全体としてのシナリオ展開になっていたところは評価したい。
[主人公]布波能 凪
本作の主人公。
『珠賀良区』の孤児院で暮らしていたが【ワン・ズ・ギフト】当選をきっかけに、桜元学園へ通うことになる。
ぶっきらぼうな物言いで決して他人に優しくはないが、家族や仲間と認めた相手の事は自分よりも大切にする。
【推奨攻略順:くくる→イヴ→奏命→トウリ】
各キャラクターにロック等はなく、シナリオ間でのネタバレをはじめとした干渉もないため、好きな順番で攻略が可能。推奨攻略順はないものの、一応上記順番を挙げておく。
CG
本作のメイン原画を担当されていたのは、過去にはminori作品なども担当されていた 柚子奈ひよ さん。
まどそふととして、キャラクターの可愛さを前面に押し出すテイストにしつつも、細い線で仕上げられた絵はスタイリッシュ差も感じられる万人受けする物に。
合計のイベントCG枚数は77枚(奏命17/イヴ18/くくり18/トウリ18/その他6)で、他にSD絵も8枚ほど収録されている。またHシーンは合計20シーン(各ヒロインで5シーン)となっていた。
Hシーンのうちの一つは各ヒロイン√攻略後に出現するおまけ√用のものとなっている。
音楽
Vo曲5曲(OP1/ED4)とBGMが27曲が作品では使用されているものの、作中の音楽鑑賞画面にて視聴する事が可能なのはBGMのみ。
楽曲としてはセレブリティを演出する「Stay Beautiful Stay Strong」のような豪奢なものもあるにはあるが、日常シーンを中心に満遍なく揃えられている印象のほうが強い。その中でも個人的に心に響いたのは「Not Alone」で、逆境にある人を包み込むような優しさを感じられる。
Vo曲は各ヒロインED曲が個別で用意されていた事を評価しつつも、Faylanさんの歌うOP曲「Path to glory」がとても格好良い。youtubeでは公式でフルのOPも公開されているので、ぜひこちらだけでも視聴してもらいたい。
お勧め度
少し特殊な設定であることを除けば、学園物というオーソドックスなジャンルであり、シリアス展開はあるものの、さほど深く踏み込んでいない事から初心者向けの作品といえ、ある意味では広くお勧めしやすい作品だ。
しかしながら、シナリオの中にあるシリアス展開では心動かされることもなく、さりとてキャラクターの可愛さがしっかり引き出されたわけでもない、どっちつかずな部分があるシナリオに対しては高い評価をつけることもできない。
こと上級者になるにつれて不満感の募る作品になっているのも確かで、中でも「過去のまどそふと作品を気に入って買いたい」というだけなのなら待ったをかけておきたい。
上記の点を鑑みておすすめ度を平均としているものの、プレイ本数が多くなればなるほどおすすめ度が下がると考えておいてほしい。
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総合評価
絵と音楽部分に関してはしっかりとした品質が保たれており、まどそふととしてキャラクターの可愛さもアピールされているものの、前述の通りシナリオ部分には多少問題もあり、それらの足を引っ張っていた印象で評価は抑えめになっている。
【ぶっちゃけコーナー】
いやはや、高くなった期待に応えることの難しさをよく感じる。
ただ最初に言っておきたいのだが、一般的な作品と比べると何が劣っているというわけではなく、あくまで”過去の作品と比べると”という枕詞が各評価について回っている。
近年のまどそふとは「ハミクリ」や「ワガハイ」といった作品でヒットを飛ばしており、本作に対しても期待をかけていた人も多いはずで、現に作品設定やヒロインたちの魅力に心惹かれる要素があったのは確かで、シナリオ部分においても序盤のスタート自体は決して悪くなかった。
ただ、そこから大きく跳ねることができなかったのが本作である。
この作品の何がクリティカルに響いていたのかを振り返ってみた時に、思い当たるのは個別シナリオでの盛り上がりの無さで、シリアスシーン用意されていた程なのに、そこを重要視するわけでもなく踏み込みの甘いままサラリと流されてしまっている。一方で、キャラの魅力を十全に引き出せているともいえず、どっちつかずだったというのが率直な印象。
特にキャラクター部分に関してはやっぱり致命的に感じていて、個人的にヒロインたちの魅力を見せるために必要なのはギャップだと考えているのだが、そうした要素が今作にはあまりにも少なかった。
物語を進めていくなかで、本来なら形成されていくはずのヒロイン像は共通√から変化することなく、広がりを見せてくれないので、キャラゲーとしての面白味も半減だろう。
尺の問題もあるのかもしれないが、共通√から個別シナリオにかけての各ヒロインの手のひら返し(特に奏命)にも違和感を覚えてしまった。
シナリオ展開自体はある程度評価したいんだけどね…。
あとは今作のヒロインたちってトウリ√以外では結構壁があるというか、立場ゆえにヒロイン同士の交流も少なくて、ワイワイガヤガヤ感が減った気もする。
だからこそ作品があんまり明るくないんだろうなぁ…ギャグシーンもあんまりなかったから、日常シーンのテンポもそこまで良くないというか、ただひたすら平坦だった気がする。
なんどもいうが、これくらいの作品は世にごまんとある。
むしろ全体的なクオリティでいえば高いほうに分類されるのだが、過去作が過去作だけに比較するとつらい立ち位置にある作品といえるだろう。
いやはや、高くなった期待に応えることの難しさをよく感じる。
ただ最初に言っておきたいのだが、一般的な作品と比べると何が劣っているというわけではなく、あくまで”過去の作品と比べると”という枕詞が各評価について回っている。
近年のまどそふとは「ハミクリ」や「ワガハイ」といった作品でヒットを飛ばしており、本作に対しても期待をかけていた人も多いはずで、現に作品設定やヒロインたちの魅力に心惹かれる要素があったのは確かで、シナリオ部分においても序盤のスタート自体は決して悪くなかった。
ただ、そこから大きく跳ねることができなかったのが本作である。
この作品の何がクリティカルに響いていたのかを振り返ってみた時に、思い当たるのは個別シナリオでの盛り上がりの無さで、シリアスシーン用意されていた程なのに、そこを重要視するわけでもなく踏み込みの甘いままサラリと流されてしまっている。一方で、キャラの魅力を十全に引き出せているともいえず、どっちつかずだったというのが率直な印象。
特にキャラクター部分に関してはやっぱり致命的に感じていて、個人的にヒロインたちの魅力を見せるために必要なのはギャップだと考えているのだが、そうした要素が今作にはあまりにも少なかった。
物語を進めていくなかで、本来なら形成されていくはずのヒロイン像は共通√から変化することなく、広がりを見せてくれないので、キャラゲーとしての面白味も半減だろう。
尺の問題もあるのかもしれないが、共通√から個別シナリオにかけての各ヒロインの手のひら返し(特に奏命)にも違和感を覚えてしまった。
シナリオ展開自体はある程度評価したいんだけどね…。
あとは今作のヒロインたちってトウリ√以外では結構壁があるというか、立場ゆえにヒロイン同士の交流も少なくて、ワイワイガヤガヤ感が減った気もする。
だからこそ作品があんまり明るくないんだろうなぁ…ギャグシーンもあんまりなかったから、日常シーンのテンポもそこまで良くないというか、ただひたすら平坦だった気がする。
なんどもいうが、これくらいの作品は世にごまんとある。
むしろ全体的なクオリティでいえば高いほうに分類されるのだが、過去作が過去作だけに比較するとつらい立ち位置にある作品といえるだろう。
























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