タイトル : 恋するあまいろホームステイ -留学生はわんこ系幼馴染-
ブランド : とこはな


シナリオ : ★★☆☆☆ [2/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★☆☆☆ [2/5]
お勧め度 : ☆☆☆☆ [1/5]
総合評価 : ★★☆☆☆ [2/5]
(総プレイ時間 : 1h)

シナリオ
幼い頃にホームステイ先で主人公が出会った少女「メアリー=メア=ハート」。
彼女と交友を深め淡い恋心を抱いたその数年後、日本に戻っていた主人公の元へ、今度は逆に留学生としてメアリーがやってくる。加えてホームステイ先は自宅だという。
急遽始まった好きな人との異文化交流とドキドキの同棲生活を描いた作品。

今作のヒロインは「メアリー=メア=ハート」、主人公が幼い頃に出合ったアメリカ出身の少女で、日本文化に強い興味を持っていた事から、日本語も堪能なアグレッシブなわんこ系女子。
主人公への好意も隠さず素直に伝えてくるメアリーに対し、主人公自身も恋心を抱いていた為、物語としてはかなりの序盤で恋人関係へと進展した上で、身体の関係も持っており、その後の物語ではメアリーとのHシーンありのイチャラブ同棲生活を描いている。
こうした経緯もあって恋愛描写自体はかなり簡素な物で、どちらかというとHシーンやイチャラブシーンがメインコンテンツとなった作品である。
序盤の流れとしてはかなり急で無理のある部分もあったのだが、シナリオ自体は1h程度のボリュームである事を鑑みると多少は仕方がない部分もあるだろう。加えてシナリオの合間に過去回想を挟んだりと、短いながらも主人公とメアリーの関係性に関しては、補完するように埋めていく事となっていた。

短いシナリオではあるものの展開に強引さが見られたりと多くの問題点も散見されるのだが、その中の大きな点の一つとして挙げられるのが、コンセプトを十二分に満たせていないということだろう。

公式HPによると
スキンシップの激しいヒロインのメアリーと自分に好意を寄せていることになかなか気づかない主人公との つかず離れずなドギマギ感、そしてヒロインの日本文化に対するギャップを楽しめます。

同棲することになった後は主人公への大好きムーブは加速し、恋人になる前には見せなかったメアリーの照れや悶えなど、かわいらしい一面もお届け致します。
との記載があるものの、正直プレイし終えた後もこうした部分がしっかりと表現されていたとは思えなかった。
例を挙げるならば、メアリー自身の性格によって「つかず離れずなドギマギ感」が実現不可能な事や、「ヒロインの日本文化に対するギャップ」についても作中では印象的な出来事は殆どなかったと言ってよい。
特に今作の趣旨として主人公とメアリー以外の存在が余り顕著ではない、いわゆる二人きりの世界観の物語なので、メアリーの持つ外国出身という部分の設定が、設定以上の意味を持っていなかったという事は確かだ。

色々な弱点のある作品なのは確かなのだが、特に今回の作品における最大のキーは、メアリーという少女の魅力をいかに引き出すかについてであり、ひいては彼女のキャラクターを何処までリアリティをもって描き出せるかに尽きる。
そういう意味で、彼女の言動は空想の範囲を抜け出せず、説得力のない物となっていて、作品としてもアピールしているコンセプトを作品で表現しきれていない、というのは大きな減点部分となっている。


【推奨攻略順:選択肢無し】
作中に選択肢は存在せず、1本道の物語となっている。


CG
細目の線に濃いめの塗りの絵で、時流に乗った大衆受けしやすい絵といえる。
CGは18枚(回想は5シーン分)で、半数以上がHシーン用の物となっていた他、立ち絵で一部、バランスの気になるものも存在しているが、総じて質は良く、今作において最大魅力となっている。


音楽
音楽鑑賞がなかったためBGMの曲数は不明だが、数は多くないと予想される。
Vo曲は薬師るりさんの歌うテーマ曲「ワンワンワン!」が収録。
ワンコ系彼女であるヒロイン「メアリー」の恋をイメージしたアップテンポな電波系の曲となっていて、本編内ではOPとEDで使用されている。
ただし前述の通りそれ以外での鑑賞は不可となっており、総じての評価はどうしても抑え気味になってしまっている。


お勧め度
魅力といえるのは絵に関する部分が多くを占めるが、それ以外の部分について主にシナリオを中心に不足点は多く感じられる。
ホームステイしてくる女の子との恋を描く、シチュエーション特化型の作品ではあるものの、ヒロインであるメアリーについてはもちろん、他の作品にも類似作品は存在していて、今作ならではの特筆すべき点が見いだせない。
そういった点からも今作でなければならないポイントが少なく、ロープライス作品というハードルの低さを鑑みても、積極的に今作のプレイを推奨することはない。

Getchu.comで購入

総合評価
ロープライスという事である程度甘めの評価にしてはいるものの、シナリオに関しては最低限をクリアしている、というのが率直な感想であり、この評価となってしまっている。


【ぶっちゃけコーナー】
今作の主人公について。
今作の主人公は作品の冒頭で名前変更が可能となっているのだが、プリセットの名前というものが存在せず、何らかの名前を付ける必要がある。
そのため作中で名前を呼ぶようなシーンもないので、好きな名前にすると良いのだが、迷う人はいそうなのでランダム決定とは言わずとも、初期値的な物が欲しい人はいたのではないだろうか。
まぁ作品とはあんまり関係ないのだけれど、コンフィグ部分の所で少し気になったかな。

後作品自体については、こうした作品ではヒロインの女の子にどこまで恋できるか、という部分で評価が変わることは言うまでもない。
メアリー自身については少し触れたのですけれど、それ以外の点についても触れておきたい。
プレイしていて多くの違和感を感じるシナリオもそうだったのだが、決定的だったのは「メアリーのしゃべり方がルー大柴みたい」と思ってしまってからだろう。
余計な想像ではあったが、この考えが浮かんだ瞬間に、この物語から心が離れてしまい、感情移入が出来なくなってしまった。
短いシナリオの中でそれらがリカバリーできなかった影響も大きいとは思うが、個人的な趣向の関係も大いにあるだろう。
そういう意味では、今作の評価はあくまで個人的なものとして受け止めてほしい。
(そもそもレビューとはそういうものであるが)