タイトル : 我が姫君に栄冠を 将軍の誘惑
ブランド : みなとそふと


シナリオ : ★★★☆☆ [3/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   :       [-/5]
お勧め度 : ★★★☆☆ [3/5]
総合評価 : ★★★☆☆ [3/5]
(総プレイ時間 : 1.5h)

シナリオ
本編「我が姫君に栄冠を」に登場するエスクド・パガンがヒロインとなったスピンオフ作品。

シナリオを担当するのは本編から変わらずタカヒロさんとなっており、作品の雰囲気は十分に踏襲されている。

今作のヒロインとなったエスクドは由緒正しい貴族の娘。
美人で常に冷静、学業も優秀で天眷により使用する盾を用いた戦闘力もズバ抜けて高い。皇帝であるノアの盾として育てられ、忠誠を誓っており、帝国屈指の戦力を誇る帝国五星の一端を担っている。
本編においてもサブヒロイン√という事で登場シーンも比較的多かったエスクドだが、スピンオフという形でヒロインに昇格した形となっている。

物語の舞台となっているのは帝国領であり、本編においてノアと出会い学園に通う事になったあたりからのシナリオとなっている。
そのため主人公の相棒であるミンジャラやエスクド以外にノアやフォル、ラスト、ノアの妹であるマニエラといったキャラクター達が中心となってシナリオを盛り上げていて、他にも連邦からはレイズが登場していたりと、本編と比較するとどうしても人数は絞られているものの、FDとしては十分に賑やかといえるだろう。
またFDということもあって、端々にあるギャグ要素はより強くなっており、特にエスクドの特性である勢力の高さによる暴走と、天然なシャオという組み合わせによる掛け合いは今作だからこそ楽しめる内容だったといえる。
そうした中で話自体もサクサクと展開していく事がシナリオにおける特徴の一つとして挙げられるだろうが、ボリューム自体が乏しく内容自体も薄いため、上記のようなギャグシーンとエスクドとのHシーンが本作のメインコンテンツといえるだろう。

【推奨攻略順:なし】
シナリオ中に選択肢無し。

CG
本編と同様にしっかりとした線に、少しだけのっぺりとした濃い塗の絵。
背景や立ち絵等にほとんど追加はないものの、新規CGで19枚(シーン回想枠8個)と、作品の短さに対して豊富な量が用意されている。


音楽
OPは特に存在せず、EDもBGMが流れる程度の物。
BGMに関しても30曲弱が本編からの流用されて閲覧できるようになっており(Vo曲は無し)、新規追加要素はなかったため評価無しとなっている。


お勧め度
スピンオフ(FD)という事で、本編をプレイした人の中でエクスドが好きだった人にはお勧めしやすい作品となっている。
また作中には必要な知識部分が詰め込まれたTIPSがある他、体験版という形でこの物語に至るまでの本編シナリオをプレイすることも可能なので、本作からのプレイも可能となっている(本編を知らずにエスクドに一目ぼれをしたという人がいるのかは不明だが)
しかしながら、世界観を十分に堪能するという意味でも、本編をプレイしてからのプレイが望ましいだろう。
初見プレイヤーに対して優しい配慮が行われており、値段的なハードルも低くなっている事から手を出しやすい作品となっているが、作品自体の短さはある事も留意しておくべきだろう。


総合評価
短くはあるもののFDとして必要な要素はしっかりと満たしつつ、みなとソフトらしいギャグテイストなシナリオも健在で、プレイした人がおおむね満足できるだろうという事で平均的な評価とした。


【ぶっちゃけコーナー】
本編はかなり登場人物が多い作品であり、今作のヒロインであるエスクドもサブヒロインとして登場している。
その他多くのキャラクターがいる中で、このキャラが選ばれた理由は定かではないものの、エスクド自体の特性があって、話が作りやすそうだったからというのはあったのかもなぁ。
その甲斐あってか、全体的に賑やかでエスクドの可愛い所なんかも良く引き出せていたように思う。
ただFDといえどもシナリオ不足というのはどうしても感じてしまうかなぁ…ほかの一般的なFDと比べて著しく短いわけではないのだけれど、どうしても大容量だった本編とかの印象を引きずってしまうから余計に思ってしまうのかも。