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タイトル : 猫忍えくすはーと(+PLUS なち編 彩羽編)
ブランド : Whirlpool


シナリオ : ★★★☆☆ [3/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★☆☆ [3/5]
お勧め度 : ★★★☆☆ [3/5]
総合評価 : ★★★☆☆ [3/5]



キャラクター・シナリオ
「猫忍えくすはーと」シリーズは現在3作(2019年8月現在)
無印、そして追加販売されたなち編、彩羽編からなる作品。

人に近い容姿と獣をルーツとする異能の力を持つ『亜人』、そうした者たちはかつて『忍者』として時の権力者に仕えてきた…そして天下泰平となった現代に、古き盟約に従ってやってきた猫耳忍者の『ゆら』と『たま』。
一人と二匹の猫耳忍者が織りなすハートフルで、たまにバトルな日々を描いた作品。

3作分がまとまった内容となっているが、全体を通しても短い。
シナリオも割と簡単なものになっているためサクサク読めるはず、キャラクターを魅せるための物語となっているので、内容に過度な期待は禁物。


猫忍えくすはーと(無印)【 ★★★☆☆ 】  2h弱
『ゆら』と『たま』との出会い、そして二人との絆が結ばれるまでを描く。
基本軸はトタバタコメディ風味のシナリオとなっており、キャラクターの可愛さによる癒しやHシーンを重視したものとなっている。

作品自体の短さもあるものの、シナリオ自体もテンポよく展開していくため、飽きはこないだろう。
メインである二人のHシーンはもちろん多く、それだけに二人の絆が深まることを感じられる内容になっていることに加え、次回に向けての繋ぎとなるような部分で終わっている。

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猫忍えくすはーと+PLUS なち編【 ★★☆☆☆ 】  0.5h、
『ゆら』と『たま』の姉である『なち』…主君が違う姉妹たちがケンカをしてしまう一幕が描かれている。
シナリオ自体は無印の続編となっており冒頭部分には本当に簡単な回想シーンも。
『ゆら』と『たま』にはない大人っぽさと、自分の気持ちに素直になれないツンデレなところはやっぱり可愛いお話でした。

82534cdd.png 猫忍えくすはーと+PLUS 彩羽編【 ★★☆☆☆ 】  0.5h
主人公のクラスメイトであり、『忍者』によって構成される組織に所属する女の子。

とある『忍者』に狙われた主人公を守るため、少しの間だけ一緒に過ごす日々を描いており、シナリオとしては無印の続きとなっていて、回想シーンも存在。
このシリーズで唯一の人間であり、常にクールな対応の彩羽が主人公との掛け合いで見せる反応は非常に初心で可愛い。
展開的には割と急な所があるものの、次回作(2)への繋ぎもある内容となっている。


[ 主人公 ]北上 春希
突然押しかけて来た『ゆら』と『たま』に対して、最初こそ拒否感があったものの、持ち前のやさしさと気の弱さで押し切られるように主従関係となっていて、その後は順調に仲を深めていき、かけがえのない存在となっている。
天然ボケしたかなりの平和主義者で、『なち』や彩羽にはあきれられているほどなのだが、大切なものの為なら勇気を出して行動することもできる。


【推奨攻略順 : 無印→なち→彩羽 】
各作品にシナリオ的分岐はほとんどない。
なち、彩羽のシナリオは無印

CG
細い線に淡い塗りで大衆的に受けやすい絵。
CGに関しては全部を合わせて一般的なロープライスの分量程度となっているものの、全体的に質は安定している。
特に立ち絵はピクピクと耳動く仕様になっており、可愛い。
SD絵も数枚存在。


音楽
Vo曲1曲、BGM?曲(鑑賞モードがなかったため不明)
薬師るりさんが歌う主題歌「la la for you」はテンションが上がる様な明るく勢いのある曲で、特にサビ部分は


お勧め度
3まで出ているロープラ系作品で、萌えゲー(及びキャラゲー)に分類される。
イチャイチャメインでシナリオ自体は薄いが、猫耳の忍者が出てくるということで、ネコミミ好きーな人にとっては垂涎の作品となっており、癒されたい人にお勧めできる。
分割商法作品ということで、抵抗がある方はもちろんプレイを推奨しないが、現在はシリーズすべての作品がまとめられたコンプリートパックもあるので、そういうのを購入するのも良いだろう。

Getchu.comで購入Getchu.comで購入

総合評価
典型的な萌えゲーでありエロゲー作品。
値段なりの粗もある一方で、他にはない強みがある作品でもあり平均の評価としている。

【ぶっちゃけコーナー】
萌えゲーだからね、ぶっちゃけも何もないんだけど。
やっぱりシナリオは短いなぁ…イチャラブシーンはもう少しほしいな~と思ってしまうけど、やっぱフルプライスと比べてるからかもしれない。
描写に関してもそうだけど、シナリオ展開も驚くほどないのには驚いた。
展開自体はしているんだけど、物語が進んでいない感じだろうか…? そのあたりさえ押さえてくれてれば、あとは猫の可愛さと女の子の可愛さが生む相乗効果を感じ取るだけともいえる。