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タイトル : SHUFFLE!Love Rainbow
ブランド : Navel


シナリオ : ★★★☆☆ [3/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★☆☆ [3/5]
お勧め度 : ★★★☆☆ [3/5]
総合評価 : ★★★☆☆ [3/5]

キャラクター・シナリオ
3篇のアフターストーリーのうち、プリムラ√、リア&キキョウ√は『SHUFFLE(+Essence)』のアフター、楓√は『Realy? Realy!』のアフターとなっており、今作で新ヒロインとして昇格した瑠璃シナリオという、合計4編構成のFD。

各アフター√に関してはイチャラブメインとなっていて、ボリュームとしては非常に乏しいのだが、瑠璃√に関しては本編の流れを踏襲しつつ一部改変等を加えた新規のシナリオとして描かれている。


各ルートの詳細な感想は下記。


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プリムラ√【 ★★☆☆☆ 】  0.5h
本編のプリムラルートのアフターストーリー。
楓のいる家ではあまりイチャイチャできず、稟に愛されている自信がなくなったプリムラは亜沙先輩や樹に相談して…。
ただのイチャイチャ全開の幸せなアフターストーリーです。


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楓√【 ★★☆☆☆ 】  0.5h
リアリアの後日談に当たるアフターストーリー。
恋愛に関してはまだまだ初々しい二人だけど、稟はある日「これから毎日一緒に寝よう」と提案する。一歩進んだ彼らは夏休みに開催されている光陽町の祭りに出かけて――。
あの日々があったらこそ今の二人がある、そう感じさせる楓√の締めくくりとなる穏やかで幸せなシナリオとなっている。


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リア&キキョウ√【 ★★☆☆☆ 】  0.5h
本編の約1週間後からのアフターストーリー。
娘たちの進展をじれったく思った神王は神界のリゾート地への小旅行を提案することに。
みんなも誘って合計10人で向かう事になった稟達一行だが、皆の気遣いによって稟と同室になったリアとキキョウは神界で一味違った夏の思い出を作る。


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瑠璃=マツリ√【 ★★★☆☆ 】  3-4h
今作で新規攻略可能になった「+Essence」からのキャラクター。
バーベナ学園の生徒会長であるもののその姿をめったに見せないことから、多くの事が謎の人物。
実は神王家護衛の任を受けており、陰ながらリシアンサスたちを護衛していたが、稟たちに危険が迫っていることを知らせるため、男装をして稟の前に現れた。

物語は6月中頃から始まり、プリムラの失踪なども含めて小さな差異はあるものの本編と似たような歴史をたどることになる。
その中で描かれているのは、控えめな瑠璃と初々しい稟のやり取り。
とくに瑠璃に関しては+essenceでもあまり描かれていなかった、漂う和風の雰囲気や、お姉さんらしい一面、そして何より恋する相手に対しての古き良き日本女性のような淑やか振る舞いといった魅力的な面を見せてくれていた。
色々な要素の詰まったシナリオではあったが、SHUFFLEらしい明るい恋愛物語とは別、密やかだけれどもしっかりと熱さのある恋物語が描かれている。


【推奨攻略順 : 楓→プリムラ→リア&キキョウ→瑠璃 】
瑠璃√は3人を攻略すると出現。
それ以外に関しては基本的に好きな順番で攻略してよいだろう。


CG
いままでのSHUFFLEシリーズ同様、線が硬く濃い塗りの絵。
初代から時代が経っている事もありイベントCGに関しては雰囲気も変わってはいるものの、全体的な雰囲気は同じ。
シナリオに対するCGの枚数は多い。


音楽
BGMの追加曲は2-3曲と少ないものの瑠璃をイメージしたBGMは和テイストの落ち着いた雰囲気のある良曲。
Vo曲も1曲(EDの『Primary』)のみ追加となっており、OPには『+Essence』のEDである『Summer Again』が使用されている。


お勧め度
瑠璃√以外はアフターで構成されているため、序盤に回想シーン等はあるものの『+Essence』や楓√なら『Realy? Realy!』のプレイが必要となっている。
瑠璃√のみ、ということなら単体で楽しむ事も可能。
各キャラのアフターシナリオはボリュームも薄く、内容的にも彼女がメインであるため、瑠璃に興味がある人のみプレイの推奨をしたい。

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総合評価
瑠璃√自体は良いデ気なのだが、それ以外はFDとしてはボリュームも少なく中身も薄い。
FDと言うこともありこの評価としているが、製品としてならもう少し下。


【ぶっちゃけコーナー】
割と上の方でもぶっちゃけて書いている気がするが、瑠璃√以外は中身が無い。
全長30分の中でHジーンが2つほど入っているため、シナリオが半分程度しかない事が原因といえるだろう。
一方で瑠璃√は本編の流れに沿いつつ、一部に改変を加えた完全な新規√として描かれている。
この作品をプレイする人はもちろん瑠璃のことが好きな方が楽しめるだろうし、その他の追加要素も少ないため、彼女の事が好きになれるかどうかで、この作品の評価が分かれると言っても良いだろう。