タイトル : ef - the latter tale.
ブランド : minori


シナリオ : EX!!    [-/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★★★ [5/5]
お勧め度 : EX!!    [-/5]
総合評価 : EX!!    [-/5]

キャラクター・シナリオ
ef - a fairy tale of the two.という一連の物語の後編作品。
選択肢が1個あるのみで攻略は非常に簡単。
前作と同じく3章構成で、1章で千尋√、2章でミズキ√、3章が終章となる。
ゲームの長さ自体は前作と同じくらいと考えてよいだろう。

CG
前作同様、イベントCG枚数の量・質は他の作品をはるかに凌駕。
もう一つ上のランクを上げたいほど。無論、目パチ、口パクがあり。
また、最初・最後に流れる動画には相変わらずのセンスが見て取れる。

音楽
新規追加曲はBGM14曲、さらにはOPとEDも追加されている。
どれも質が高いが特にヴァイオリンの曲が多く入っている。
特筆したいのは「Will」というBGM、無論OPになっている曲やEDも素晴らしいがこの1曲は涙なしでは聞けないだろう。破壊力もかなりのものだった。
OPとして「eternal feather」EDとしては「ever forever」が新たに追加。
特にOPの「eternal feather」は不思議な力強さがある。
前作もなのだが、全部曲、頭文字が『ef』になっている&「最初の音はEとFのコード」等、細かい芸も。

お勧め度
この作品だけを楽しむことも可能ではあるが、価値は半分以下に下がる。
やはり前作「ef - the first tale」をプレイしてからがよいだろう。
泣きに関しては歴代トップクラス、ストーリー事態の深さも類を見ないだろう。
いろいろ耐性が必要な設定もあるが、そういうのがきつい方はアニメでもよいかもしれない。

総合評価
「ef - a fairy tale of the two.」の全6篇のうちの後半、3篇に当たる作品。
前作とほぼ同様の群像劇の形をとったゲームであり、主人公の声も場面によっては入っている。
選択肢も少ないことから、プレイヤーは鑑賞するという立場をとる。
演出やBGM等に関しては前作を引き継いでおり、ここではあまり説明しないこととする。
気になるのなら、前作のレビューを見るか、公式を見に行ってほしい。、

後半の3章、つまり、4-6章のうち4章と5章は前作と同じく、独立した物語。
(世界観はもちろん共有しているし、キャラも共通して出てくる)
しかしながら、5章の後半から、物語の根幹に触れる話へと進む事になる。
内容は正しく前作を理解していないと少々置いていかれる事もあるかもしれないので、
出来るだけ短い期間で両作品をやる事を個人的には推奨する。

内容自体は、やるせない、みにくい現実へ、立ち向かっていくというテーマになっており、
そのため後半に関してはかなりの鬱展開も多く、設定自体もネタバレになるのであまり言及は出来ないが、
少々つらい事も書いてあるので、耐性が無い方はおとなしくアニメに逃げた方がよいかもしれない。
しかしながら、物語を受け止め、その内容を理解し始めた時、
特に後半の2時間程度は、読む手が止まることはなく、その世界観に浸るように物語へ飲み込まれて行く。
その圧倒的な文章のパワーは読むだけで疲れてくるほど。
だからこそ、アニメを見ているようなイベントCGと、上手く無音と添い遂げるようなBGMが上手く作用し、
文章を手助けし、もう、最後は涙が何度も流れ、止まる事がありませんでした。

そうして、怒涛の勢いで、一番最後のEDの動画(アニメ調でかなり長いです)が流れ終わった後、
放心したように、何も考える事ができませんでした。
圧倒的な世界観、物語設計、人物相関、感情作用…etcすべてに畏敬の念を感じざる負えません。

ある意味この作品には、『救い』がありません。
ただ、それ以上に込められた意味があるからこそ、この作品は前向きな作品なんだと思います。
このゲームにもアニメにも最後に言葉が送られています。
このゲームについては、その言葉の意味がある意味、すべてなんでしょう。
この作品に関しては何かを語るよりも、プレイしていただいた方がはるかによいでしょう。
その気持ちも込めて、総合評価では数年ぶりのこの評価にしました。
歴代に残る名作、泣きげーファンだけではなく、どの分野に興味が御有りの方も、
この作品だけはとりあえずやってほしい、そう思います。

コンフィグは前回同様の仕様。

【ぶっちゃけコーナー】
うん…もう、上に全部語った通り、泣きげーに関して言えば、これは歴代に残していい作品。
アニメもいい作品だしね、それもいいけどやっぱこれやってほしいわ。
うん…なんで俺これやってなかったんだろ…。
とりあえず、もうそういうレベルなので、プレイ迷ってる方はとりあえずすぐ手にとってやってください!