タイトル : メモリア
ブランド : Purple software


シナリオ : ★★☆☆☆ [2/5]
CG   : ★★☆   [2/3]
音楽   : ★★★☆☆ [3/5]
お勧め度 : ★★☆☆☆ [2/5]
総合評価 : ★★☆☆☆ [2/5]

キャラクター・シナリオ
ルートは全部で5本だが、1週目は固定。
2週目で3本ルートが開放され、それを攻略するとユウキルートが開放。
さらに「メモリアルート」により物語が集結している。
共通がかなり長く、それを考えなくてもやや長い。

CG
枚数などは多いのだが、綺麗なCGが多い中、数人の立ち絵やCGなどで大きくバランスを崩している。
他が綺麗な分目立ってしまうため、その減点がおおきくなり、この結果となった。

音楽
OPなどが個人的に非常に高評価。
またBGMも、琴線には触れないまでも質の高いものが揃っている。
また数も多いため、場面に合ったものが用意できていて日常シーンでの演出なども良い。

お勧め度
安定している部分が良くも悪くも目立ってしまう。
思いっきり好みから外れることはないと思うが、かなり好きになることもない。
CGにもっと安定性を持たせることと、もう少し物語に起伏があると、作品としての価値がさらに高くなるだろう。

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総合評価
「アステリア」と「エステリア」という異なるふたつの世界。
ひとつの扉――「ゲート」の出現によってこのふたつの世界はつながれる。
そこに住んでいた両者の気持ちや反応はさまざまだが、お互いを受け入れ交流が始まるまでに時間はかからなかった。
そして、数年がたち、ゲートのある雪ぶかい町「冬陽町」で桜坂宏一は一人の少女と出会う。
その偶然に過ぎない小さな出会い。
しかし、そこから全てが始まる――雪のように純白な物語。

物語の設定としては他に例を見ないほどかなり特殊。
しかし、その無理な設定を日常生活になんら違和感なく溶け込ませた演出や文章などはかなりの高評価。
また、よい声優やCG、BGMなども多いので、演出としてはかなりいいレベル。
ただ、安全性を優先させすぎたのか、物語(シナリオの流れ、特に日常シーン)全体に緩急があまりないように感じられる。
ストーリー自体には設定を生かされた物が多く、内容としての濃さも(長さ)悪くはないのだが、安定しているせいで、長すぎるものが立ちの途中で飽きがくる。
さらに、物語の展開が早すぎるシーンが多々あり、見ているものがおいていかれることもある。
また、物語中での説明も分かりにくいところが多く、説明も適当に済ませてしまっているので、やはりここでも展開についていけないような事態に陥りやすい。
泣きシーンでのCGや、押し、演出などは良かっただけにもったいない。
また、シナリオとは裏腹に、各項目の質に多少上下の差がありすぎるので、全体としてはグダグダとした作品になってしまっている。
食事シーンが日常のシーンに多いのも特徴。
各項目ごとに「パープルらしい」といわれてしまえば、その通りなので、前回までの作品が好きな人なら気に入ってもらえるだろう。
ただ、初見の一部の人や何作もやっているような人には少し物足りない、または飽きてしまう可能性がある。

【ぶっちゃけコーナー】
ファンタジー要素の入った学園物。
登場人物が獣耳であることも特徴の一つだろう。
案外シナリオもあるので普通に楽しめる作品ではあるが、泣き方面ではあまり過度な期待は禁物だろう。