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タイトル : 車輪の国、向日葵の少女
ブランド : あかべぇそふとつぅ


シナリオ : EX!!    [-/5]
CG   : ★★★   [3/3]
音楽   : ★★★★★ [5/5]
お勧め度 : EX!!    [-/5]
総合評価 : EX!!    [-/5]

キャラクター・シナリオ
泣きゲーのランキングでつねにトップ争いに食い込む作品のうちの一つ。
シナリオ自体はそこそこの量があるものの、個別は短い。

CG
かなり綺麗なほう。しかし、立ち絵で気になるのが一枚。

音楽
OPの曲もいいし、「融解」「そらの隙間」など、BGMもかなりのレベル。

お勧め度
やってないのならぜひお勧めしたい。これをやらずして泣きゲーを語るのは少し早い。
FDに「車輪の国、悠久の少年少女」も存在。
こちらは前日譚に当たる作品だが、本編同様にかなりお勧めなので、関連商品として紹介しておく。

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総合評価
先に減点するところを…物語の大きな道筋が…1本しかない! 
やはりこれだけどうにかすべきだったか…。
しかしながら・・・。

「好きでした」
そんな、ただの告白の言葉初めて泣けた。
この作品は他の作品と越えられない壁を作っており、予想できない展開には定評のある作品。
なので、ネタバレにはかなり注意しなくてはならないだろう。

主な流れが1本だから伝えたいことは明確。
さらに、先の読めない物語展開。
先を読めば、それをひっくり返され、さらにそれをまたひっくり返す、逆転に次ぐ逆転。
シナリオライター「るーすぼーい」の作品の特徴だが、この新しい感覚には少々長いシナリオもサクサク進み、飽きることはないだろう。

罪を犯せば、罰ではなく、義務が生じる擬似的にこの世界に似た設定で勧められるこの物語。
その設定を最大限に活かし、絶対的な悪の存在を作ることや、
その中での救い、燃えるシーン、泣きシーンを作るなど、緩急があり、
シナリオに関しては素人一般の意見を受け付けないものがある。

キャラも、それぞれいい味を出しているが…、
それを上回る光る脇役――「まな」「セピア」等は時に泣き、時に鳥肌を起こす材料となるだろう。
自分のランキングを作れば、必ず上位に食い込む、秀逸な作品である。

【ぶっちゃけコーナー】
いまだに忘れられぬ名作で、長い時を経てもその輝きは衰えず。
本当に各個別ルートと言う惜しいところはあるものの、
大筋の話としてこれほどきれいにまとまり、泣ける作品も珍しい。